
薬草文化の発祥地
森野旧薬園
古事来歴
Origin

享保十四年(1729年)、当時の森野家当主・森野通貞によって日本最古の私設薬草園である森野旧薬園は開園された。全国から医師や学者が訪れるほど名を馳せ、宇陀が「薬草のまち」と呼ばれる礎を築いた。江戸時代に日本全国で開設された薬草園は明治以降に次々と廃園となったが、森野旧薬園には約300年前に整備された石垣や棚田状の薬園跡が今も残り、当時の薬草文化を今に伝えている。
日本最古の薬草園を歩く
Walking around


四季を通じて約250種類の薬草木が見られる園内は、石段や小道が美しく整備され、散策しながら薬草の香りや色を楽しめる。自然のなかで植物を観察しながら、薬草文化やその歴史に思いを馳せる。
写真は順に、①薬草とその紹介。②園内の小道とウバユリ(実)
